19 1月

「看護職員処遇改善評価料」について

近年、看護職に転職しよう、看護業界で働きたいと考える人にとって期待したい話題が持ち上がりました。というのも、2022年10月から「看護職員処遇改善評価料」によって、基準を満たす病院で勤務する看護師や准看護師、助産師の給料が上がるようになるのです。基準を満たす病院は、緊急性が高い患者の受け入れや緊急搬送の患者の受け入れ数が基準を超える病院、または救急センターや高度救命救急センターを設置している病院です。勤務する看護助手も給料アップの対象となり、資格の有無に関係なく給料アップが実施されるのは嬉しいものでしょう。看護助手は資格がなくとも就ける職種で、主な仕事内容は患者の身の回りの世話や看護師の補助です。いわゆる看護補助者や、ナースエイドを指します。資格が必要ない職種ですができることが限られているので、その分看護師に比べると給料も低くなります。ただ未経験でも挑戦できる仕事なので、看護業界への転職を考えている人は選択肢に入れやすいでしょう。今後資格の取得を考えるのであれば、資格によっては3年以上の実務経験を積めば国家試験の受験資格が得られ、試験を受けることが可能になります。今は勉強途中でも、働きながら資格の取得を目指せるのは看護業界を転職先に選ぶ要素の一つとなり得るでしょう。1つ目の資格を取得するまでには時間がかかりますが、高齢化社会を支える縁の下の力持ちである看護師の仕事はやりがいがあるでしょう。転職して年収を上げたい、資格を取得して専門性を高めたいという人は、転職先として考えてみるのがおすすめです。